コンピューターの五大機能
コンピューターは、入力、記憶、演算、出力、制御の5つの機能をもつ部品で構成されています。これをコンピューターの五大機能(五大装置)と言います。具体的には、以下のような部品です。
入力:キーボード、マウス、マイク、スキャナ
出力:モニター、プリンター、スピーカー
記憶:メモリー、ハードディスク
演算・制御:CPU
コンピューターは、キーボードやマウスから入力された情報を、メモリーが記憶し、CPUが演算(計算)を行います。そして、その演算結果を記憶し、それを出力(モニターでの表示等)につなげます。これら全体の流れをコントロールしているのが制御装置(CPU)です。
出典:ITメディア
プログラムの流れ
コンピュータ全体が入力 ⇒ 記憶 ⇒ 演算 ⇒ 記憶 ⇒ 出力という流れをもっているのと同様に、コンピュータの中で動くプログラムも同じ流れをもっています。この流れを意識できると、プログラムを作成しやすくなります。
以下は、ユーザーが入力した身長と体重をもとに、BMI値を表示させるJavaのプログラムです。
5行目と7行目の nextDouble() は、ユーザーからの身長と体重の入力です。入力されたものは、記憶しておかなければ、後々利用することができないので、それぞれheight, weightという名前の記憶領域(変数と言います)に格納しています。
10行目の weight / (height * height) は、記憶しておいた身長と体重をもとにBMI値を計算(演算)する式です。この計算結果をbmiという名前の記憶領域に格納しておくことで、後から出力することができます。
最後に13行目で、記憶しておいたBMI値を画面に表示(出力)しています。
Scanner sc = new Scanner(System.in);
// 入力 ⇒ 記憶
System.out.println("身長(m)を入力してください");
double height = sc.nextDouble();
System.out.println("体重(kg)を入力してください")
double weight = sc.nextDouble();
// 記憶 ⇒ 演算 ⇒ 記憶
double bmi = weight / (height * height);
// 記憶 ⇒ 出力
System.out.println("BMI値は" + bmi + "です");
sc.close();
Comments
Comments are closed.