一般的にプログラムは、入力⇒記憶⇒演算⇒出力の流れをもっています(参考)。今回は、この中の演算について見ていきましょう。演算とは、計算や判断のことで、そのために使用される記号のことを演算子と言います。
以下のコードでは、+ と – が演算子です。また演算の対象になっている 3, 5, 2 は被演算子(オペランド)と呼ばれます。
<?php
echo 3 + 5 - 2; //「6」が表示される
算術演算子
基本的な計算をするための演算子(算術演算子)としては、以下のようなものが存在します。
演算子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
+ (プラス) | 足し算 | echo 10 + 4; // 14 |
- (ハイフン) | 引き算 | echo 10 – 4; // 6 |
* (アスタリスク) | 掛け算 | echo 10 * 4; // 40 |
/ (スラッシュ) | 割り算 | echo 10 / 4; // 2.5 |
% (パーセント) | 割り算の余りを算出 | echo 10 % 4; // 2 |
. (ドット) | 文字列結合 | echo “佐藤” . “一郎”; // 佐藤一郎 |
%の使用例
上記の演算子の中では、割り算の余りを算出する「%」が少し変わっています。この演算子を使って、どのようなことができるでしょうか?
例えば、毎月3日、13日、23日がポイント3倍のサービスデーとします。以下のコードでは、プログラムが実行された日にちの情報を元に、「ポイント3倍です!」と表示させるプログラムです。
7行目の if($today % 10 == 3)という記述は、「日付を10で割ったときの余りが3の場合」という意味です。すなわち、3日、13日、23日を指します。
<?php
// 今日の日付を取得
$today = date("d");
// 3日、13日、23日はポイント3倍
// ⇒ 10で割ったときの余りが3の場合
if($today % 10 == 3) {
echo "ポイント3倍です!";
}