一般的にプログラムは、入力⇒記憶⇒演算⇒出力の流れをもっています(参考)。今回は、この中の出力について見ていきましょう。
文字や数値の出力
PHPでは、文字(文字列)や数値の出力をする際には、echo という命令を使用します。
<?php
echo "こんにちは"; // 文字列の出力
echo 42.195; // 数値の出力
echo date("Y年m月d日"); // 今日の日付を出力
上記のように記述することで、ブラウザ上には「こんにちは」「42.195」と表示されます。ただ、ここで思い出したいのは、PHPはHTMLを生成するためのテンプレート(ひな形)であるということです(参考)。しかしながら、ここではHTMLタグの出力が記述されていないので、これではHTMLのテンプレート足りえません
HTMLの出力
PHPを使い、HTMLを出力するには以下のように文字列としてHTMLタグを記述します。
<?php
echo "<html><head><meta charset='UTF-8'></head>";
echo "<body>";
echo "<h1>こんにちは</h1>";
echo "<p>本日の日付は";
echo date("Y年m月d日");
echo "です</p>;
echo "</body></html>";
しかしながら、これではHTMLの記述が大変です。ですので、一般的にはHTMLの記述をベースとして、必要な所にピンポイントでPHPを記述します。
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
</head>
<body>
<h1>こんにちは</h1>
<p>今日の日付は <?php date("Y年m月d日"); ?> です</p>
</body>
</html>