変数を使った演算
変数には値を格納できますが、その変数を使用して演算を行うこともできます。
<?php
$price1 = 100;
$price2 = 200;
$totalPrice = $price1 + $price2; // 変数を使用した演算
echo $totalPrice;
変数と文字列の結合
変数と文字列の結合は、文字列結合の演算子であるドット記号を使って行うことで実現可能です。
<?php
$price = 100;
$message = "金額は" . $price . "円です";
echo $message;
同様のことを実現する方法として、{ } 内に変数を記述するということも可能です。この場合、シングルクォートではなく、ダブルクォートを使用する必要があります。
<?php
$price = 100;
$message = "金額は{$price}円です";
echo $message;
値の再代入
1つの変数に格納できる値は1つだけです。ですので、新しい値を代入した場合、古い値は消滅します。
<?php
$price = 100;
echo $price; //「100」と表示される
$price = 300; // $priceの中身が上書きされた
echo $price; // 「300」と表示される
代入演算子
値の代入には、イコール記号が使われますが、これは「等しい」ではなく、「格納」を意味します。すなわち、以下のような記述も成立します。
算数的な視点だと3行目は正しくないように見えますが、イコールは「等しい」という意味ではなく、「格納」することを意味しているので、成立します。
<?php
$price = 100; // $priceに100が格納される
$price = $price + 200; // 「100 + 200」の計算結果が$priceに再格納される
echo $price; // 「300」と表示される
代入演算子には、イコール記号以外にも「+=」や「-=」などが存在します。これらは複合代入演算子と呼ばれます。
<?php
$price = 100;
$price += 200; // $price = $price + 200; と同じ。$priceに200を足す
$price -= 100; // $price = $price - 100; と同じ。$priceから100を引く
$price *= 3; // $price = $price * 3; と同じ。$priceを3倍にする
$price /= 5; // $price = $price / 5; と同じ。$priceを5分の1にする
$price++; // $price += 1; と同じ。インクリメントと呼ばれる
$price--; // $price -= 1; と同じ。ディクリメントと呼ばれる
$name = "田中";
$name .= "コウジ"; // $name = $name . "コウジ"; と同じ